Vaingloryのブログ。

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なぜミッドレーナ―はCPヒーローなのか。

 

あいさつ:

閲覧ありがとうございます。hosiumeです。今回の記事では各ロールに特定のヒーローが割り当てられている理由を解説していきます。

 

MOBAというジャンルの性質上、さまざまな考え方があり、本記事に掲載されていることが最善とは限りません。あくまで僕個人の意見として参考にしていただき、独自の意見を形成することを強くお勧めします。

 

5v5における各ロールに特定のヒーローを割り当てる理由:

なぜミッドにはCPレーナ―、ボットにはWPレーナ―を置くのか、皆さん一度は疑問に思ったことがありませんか? 当然、そうした方が勝てるからというのが結論になりますが、その理由を執筆時点【2019/8/28】のメタをもとに解説していきます。

 

またMOBAにおいてのチーム構成の考え方は色々ありますが、今回はVaingloryにおいて最もスタンダードなものについて書いていきます。

 

ミッド(AoEスキル)編:

チームの構成を考えるに当たって、AoEスキル(複数のヒーローに同時にダメージが与えられるスキル)を持ったヒーローが集団戦において大きな力を発揮するのは簡単にわかります。このAoEスキルを持ったヒーローとして挙げられるのが、マグナス・セレス・スカーフ等のヒーローになります。

 

このヒーローたちの共通した特徴として、A.ブリンクスキルを持っていないヒーローが多い(機動力が低い)、B.スキルによる射程が長い、C.ミッド~レイトにかけてのパワースパイク(強い時間帯)を持つヒーローが多い、等が挙げられます。これらの条件に最も適しているのがミッドレーンとなるわけです。まずはその理由について書いていきます。

 

1.ファーストタレット間の距離が短い。

三つあるレーンの中で最もタレット間の距離が短いのがミッドレーンになります。これが意味するのはガンクされた場合でもタレットまで逃げ切ることが他レーンと比べて容易だということです。

 

つまりファームがしやすく、CPヒーローに共通する序盤の弱さ、機動力の低さを補ってくれます。また特徴のBで挙げたようにヒーロー自体の射程とスキルの射程が長いため、安全な位置でのレーニングができ、他のレーンと比べて育ち易いということがいえます。

 

2.青バフが近い。

いわゆる青バフにはCPダメージアップと体力吸収効果がついています。これがあるのとないのではレーニングの際のサステイン(レーン維持能力)に大きな差がでます。ミッドではレンジの長いヒーローで対面することが多いため、ハラス(レーニング中のダメージ交換)が重要な要素の一つです。

 

青バフをミッドレーナ―に譲る理由はレーンで少しでも有利を取れるようにするためです。仮に相手のレーナーが青バフを持っていて、こちらが持っていない場合、ヘルス交換においてかなり不利な状況になります。

 

3.ミニオンの到着が速い。(ホームからの距離が短い)

三つのレーンで最もミニオンが速く到着するのがミッドレーンです。また、最終的に到着するミニオン数が他レーンと比べて一匹多いこと、②到着が速く、LHを他のレーンと比べて早い段階で獲ることが可能であること、③リコール等でレーンを離れた際のミニオンロストが少なくなること、等の理由により、少しの差ですが速く成長できるということになるため、パワースパイクを速く迎えたいCPヒーローと相性が良いということがいえます。

 

スコアボードを確認したとき、ほとんどの試合でミッドレーナ―のCSが一番多くなっているはずです。機会があればぜひ確認してみてください。

 

4.川バフ(ブラッククロ―流域)の存在。

キャプテン編でも触れますが、ミッドレーンから両サイドのレーンへと続くブラッククロ―流域には速度バフが存在します。これを利用して、ミッドレーナ―やキャプテンはガンクを比較的簡単に行えるわけですが、その際CCを持っているヒーローは当然有利になります。

 

ヒーロー性能を見ていただければわかりますが、WPヒーローとCPヒーローを比較した際、序盤(レベル1~レベル5)において圧倒的に強いCCをCPヒーローの方が持っています。つまりキャプテンやトップが持っているCCとチェインをかけやすく、ガンクの成功率は各段に上がります。

 

序盤から中盤にかけての試合が動くタイミングで重要な要素になるため、CC持ちのキャプテンと一緒に行動する機会の多いミッドレーナ―はCC持ちが好ましいということがいえます。

 

まとめ:

以上をまとめると、ミッドレーンの特徴としては、a.ガンクから逃げやすくファームがし易い、b.青バフが近い、c.他レーンと比べて速く育ち易い、などが挙げられます。

 

これらを総合して考察するとCPヒーローにとって非常に適した環境であることがわかります。当然そういう風に運営が設計しているわけで、たまたまではありません。ただミッドレーンの特徴やAoEのことを考えると一部のWPヒーロー(特にバロン)には適正があるようにも思えます。

 

しかしその場合、CPヒーローをどこのレーンに置くのかという問題が発生します。チーム全体でWP寄り(またはCP寄り)になってしまうと、相手チームにアーマー(またはシールド)を積まれたとき、不利な戦いになってしまいます。ゴールドが集中しやすいキャリーの二人が両方ともWPというのはそれだけでデメリットになってしまうのです(特にWPはアトラスの影響大)。また青バフも最大限生かすことはできません。 

 

とはいいつつも、相手チームの明確なカウンターになっている場合やピック上取らざるを得ない(OPヒーローを相手に取られてしまう)場合、WP被り(CP被り)を気にせずピックした方が勝てることもあるでしょう。これは難しい判断(ピック)になり、これ以上は経験とセンスの話になってしまいますので、掘り下げはやめておきます。

 

以上、ミッドレーン編でした。ここまでありがとうございました。もし個別の質問等ありましたらツイッターまでお願いします。